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フッ素について♪
更新日:2016/10/24
カテゴリ:ブログ
こんにちは。衛生士の三村です。

今日は「フッ素」についてお話します。
フッ素とは
フッ化物(フッかぶつ、弗化物、fluoride)とはフッ素とほかの元素あるいは原子団とから構成される化合物である。

フッ素の単位はppmと表します。
1000ppmは1g中に1mgのフッ素が配合されていることを示す

自然界や食物にもフッ素は含まれます。
下記の表はフッ素を多く含む食品の例です。

食物 フッ素濃度(ppm)
___________
イワシ 8~19.2
海藻 2.3~14.3
エビ 4.9
牛肉 2
じゃがいも 0.8~2.8
大根 0.7~1.9
人参 0.5
りんご 0.2~0.8
みかん 0.1~0.3
紅茶 0.5~1.0
ビール 0.8
緑茶 0.1~0.7

魚介類や海藻にはフッ素が多く含まれますが、固形物から吸収されてフッ素はほとんど便や尿として排出されます。

なのでいくらフッ素を含む食物を摂っても、歯が強くなるわけではありません。

また、歯磨き粉にもフッ素は含まれていますが法律で含有量が決まっています。
歯科専売の歯磨き粉は1000ppm以下で販売されています。



こちらは当院で扱っている歯磨き粉です。
すべてフッ素濃度950ppmでこちらは歯科専売になります。
※フッ素ジェル(バナナ味)のみ500ppm濃度になります。

市販の歯磨き粉にも"フッ素配合"と表記されていますが含有量は表記されていません。
市販の歯磨き粉は法律を通して販売されていないのでフッ素が含まれているかどうかも曖昧なのです。

お子さんの歯はとても弱く、毎日しっかり歯磨きをしても虫歯になりやすいのです。
そこで歯に直接、高濃度のフッ素を塗り込むことで虫歯になりにくいお口の中をつくることができます。

高濃度のフッ素はフッ素濃度9000ppmで市販の歯磨き粉の10倍の濃度です。
歯科医院で歯科医師、もしくは歯科衛生士のみ塗ることが出来ます。
また1歳6ヵ月検診、3歳検診で役所にてフッ素を塗ることが乳幼児対象に義務付けられています。

初期の脱灰(なりかけの浅い虫歯)であればフッ素を塗ることで再石灰化(なりかけの虫歯を修復すること)して虫歯の進行を防ぐことが出来ます。

フッ素は定期的に塗ることで効果を発揮するので、定期的な検診で塗ることがおすすめです。
歯の検診、お掃除も兼ねて3ヵ月もしくは半年に1度の検診後フッ素を塗って
虫歯のないお口の中を保ちましょう!
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